Martin Vydra & Yoshimi Kawamura
ロマン派の歌曲とピアノ曲による
チェコと日本のかけ橋
ロマン派の歌曲とピアノ曲による
チェコと日本のかけ橋
バリトン歌手マルティン・ヴィドラ(チェコ共和国)は、プラハ音楽院卒業生。チェコ国内外の数多くのオーケストラと共演し、ソロリサイタルや室内楽も行っている。ボフスラフ・マルティヌー・コンクールとプラハ歌手コンクールの受賞者。日本、ノルウェー、ブラジル、アメリカなど海外でもコンサートを行っている。2023年にはブラジル国内を9回ツアーし、ミナスジェライス連邦大学でマスタークラスも指導した。2024年2月には、アメリカの主要聖堂であるニューヨークの聖パトリック大聖堂で、2つのプロの陸軍合唱団の伴奏で演奏したほか、ウェストポイント士官候補生礼拝堂で世界最大の教会オルガンの音色にのせて歌った。2024年8月には、チェコ音楽年を記念してブラジル国立管弦楽団のソリストとしてコンサートを行った。
ピアニストの川村よしみ(日本)は、フェリス音楽短期大学、及び同研究科を卒業後、ウィーンとスイスのルツェルンでマスタークラスを修了。フランス音楽コンクールのファイナリスト。モーツァルトコンクール選抜コンサート、ショパン生誕150周年記念コンサート、パリでのオーケストラ・ラジオ・フランスとの日仏交流コンサート、ドイツのオーバーストドルフ音楽祭、スイスでのリサイタルなど海外でも演奏を行う。また、2度にわたりルーマニア・ブカレストのアテネ音楽堂にてルーマニア国立ジョルジュ・エネスク管弦楽団と共演し好評を博す。2015年以降、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーと毎年共演し、CDやDVDをリリースしている。現在、フェリス音楽教室ピアノ講師。2023年には、プラハのリベン城ホールで満員の聴衆のもと チェコデビューを果たした。
19世紀ロマン派の中央ヨーロッパの著名な作曲家による歌曲のリサイタル。チェコからはベドジフ ・スメタナとアントニーン・ドヴォルザークが欠かせません。チェコのバリトン歌手マルティン・ ヴィドラと、日本ツアーの一環としてEXPOに出演する日本人ピアニスト、川村よしみのコラボレーションは、完璧な音楽体験を約束します。ロマン主義(小説を意味する)の音楽は、それまでよりも強い感情の表現、民族音楽からの刺激の受容、そして音楽と非音楽的、通常は文学的なアイデアとの密接な結びつきが特徴です。ロマン派時代には、より力強く持続的な音色と広い音域を持つピアノが 、音響的により穏やかな前身であるフォルテピアノの役割を引き継ぎました。
万国博覧会に出展することは、アスリートにとっての世界選手権への参加のようなものであり、アーティストにとって、このような機会に母国を代表することは常に大きな名誉と誇りであり、間違いなくキャリアのハイライトの一つと言えるでしょう。特に、クラシック音楽アーティストの多くにとって音楽の聖地である国で万博が開催されるとなると、その思いは一層強くなります。マルティン・ヴィドラは13歳で、イジナ・マルコヴァー =クリストリーコヴァー指揮のプラハ子供オペラの一員として、愛知県で開催された2005年万国博覧会にチェコ共和国代表として出場しました。当時から、将来のキャリアは「クラシック音楽界のソリストになる」と固く信じていました。ピアニストの川村よしみは、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 、ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団、チェコ放送管弦楽団、そしてピアニストのイヴォ・カハネクなど、チェコを代表するアンサンブルやアーティストにも与えられたこの機会を光栄に思っています。
Martin & Yoshimi
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Yoshimi
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